仕手株新興市場での取り組み方

仕手株に惑わされないために

 

 

 

振興市場では特に分母が小さいために仕手株による上下が極端に激しくなりがちです。前述のようなプロの仕手株に惑わされないようにするためにも、ここでは仕手株の特性をおさらいしておきましょう。

 

 

仕手株の特徴ですが、1株が100円以下だったり、過去に急激な暴騰や暴落をしたことがある株や、業績は赤字続きで業績改善などのニュースも無いのに、なぜか出来高が異様に大きくなることがある、などの状態があげられます。こんな点を注意して、少し慣れてくれば誰でも見分けることが可能になるのが仕手株です。

 

 

しかし、最初のうちはそのような内容さえよく分からないものです。従って、仕手株をはっきり見分けることができな時は1株が100円以下のような株式には手を出さないようにすることです。

 

 

まず、ここさえ守れば仕手株に手を出す確率はかなり少なくなります。見せ玉という言葉もあります。これは、本当は買うつもりが無いのに出された注文のことです。大量の注文を出して他の投資家を錯覚させ、株価を有利に誘導することが狙いで、悪質というよりは、公正な取引から逸脱するために法律でも禁止されている事項なのです。

 

 

それでも、実際には見せ玉が存在し、これはは仕手系の銘柄や新興市場の乱高下する銘柄によくあるといわれています。相手はルール違反なのですから、見せ玉が多くてどんなに憤慨しても我慢が肝心ですよ。